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本日は手触り感のある仕事を求めるキッカケとなった出来事についてご紹介します。
前職からの創業の経緯については過去にNewsPicksさんに取材していただいた記事がわかりやすいので、そちらをご覧ください。
2018年の夏だったと思うのですが、私が実家に帰っている時に、実家の駐車場の前に野良猫が倒れていたんですよね。ネコに近づくと、茂みの中に隠れて、「シャーッ!」と威嚇をしてきました。そのネコは明らかに大きな怪我をしており、このまま放っておいても絶対に命が助かることはないと直感的に思ったので、網などを使って何とかネコを捕獲することに成功しました。
すぐに近所の動物病院に連れて行きました。そこで獣医師には、「恐らく車に轢かれたことで、内臓も損傷しているため、助かることはほぼないと思う。」と伝えられました。
そして選択肢として掲示されたのは、
①ネコがいた場所に戻す
②自宅に戻り週が明けたら保健所に連絡する
という2つでした。
正直、①も②も、ネコのことを思うと絶対に有り得ない選択肢でした。吐血もしていて、物凄い苦しんでいるネコを見捨てることしかできないのかと。
私は代金は支払うので安楽死が出来ないかと獣医師に聞きました。今すぐに、この終わりのない苦しみから解放してあげたいと思いました。獣医師も了承してくれて、安楽死の処置を行いました。
ネコに注射を打ち、すぐに私の手の中で安らかに永眠しました。本当に一瞬でした。あの時の感覚、体験は今でも忘れることができません。その後、そのままペットの火葬場に連れて行き火葬をして貰いました。命を救うことはできなかったのですが、他にやれることは全部やらないといけないと思いました。恐らく野良猫として産まれて、痩せてましたので食べることにも苦労をして、事故に遭ってしまって。
私は当時、PECOでメディア事業を伸ばしている中で、ユーザー数が100万人、300万人、500万人、1000万人と増えていく様子を間近で見ていましたが、今この目の前のネコの命も救えない無力さを痛感しました。
「誰のために、何のために私は働くのか?」ということを強く考えるようになりました。私が本当にやりたいことはメディアを通じて情報発信をすることなのか?もちろん情報発信にも大きな価値があります。しかし、私が本当にやりたいことは、よりリアルに、より近い距離で、1頭でも多くのペットや人を幸せにしたい、命を救いたいということでした。
A’ALDAメンバー全員で、「人とペットが幸せに暮らせる社会」を創っていきたいと思います。
Purpose:
・人とペットが幸せに暮らせる社会をつくる
Vision:
・世界で最も影響力のあるAnimal Health Tech Companyになる
Mission:
・Think As One, Treat As One.
私たちは、 人とペットがともに生き、 ともに暮らし、信じ合い、 愛し愛される世界を創造します。 揺るぎない熱意と、 世界中の最先端獣医学テクノロジーによる 最良の動物医療を通じて 人とペットの幸せを実現します。