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私たちは ”Pet to Partner” と言うPurposeを掲げて日々会社を運営しております。 ペットが私たちのパートナーとして社会全体に受け入れられるような世界を創りたいと思っております。ペット業界の有識者や欧米の方と話をすると「日本人のペットに対する理解・考え方は間違っている」と厳しい意見をよく聞きます。
個人的な解釈としては、欧米人はペットを動物としてリスペクトしており、日本人はペットを擬人化して可愛がっている、傾向があるということかなと思います。
例えば一言で犬と言っても、超小型犬から超大型犬まで700-800種類の犬種があると言われております。実際にJKCのホームページを見ると、犬は10種類のグループに分けられております。
※引用元:japan kennel club 世界の犬(はじめに)
人と犬の歴史を見てみると、諸説はありますし長くなるので割愛しますが、人はペットを本当のパートナーとして一緒に暮らしていたことが分かります。
・食糧を調達するための狩猟犬や家を守る番犬として共に暮らしていた
・技術進歩・生活様式の変化によりペットに求める役割も変化して、牧羊犬、軍用犬、愛玩犬とそれぞれの役割に応じて交配が行われた結果、新しい犬種が生まれた。
ここで欧米と日本での人気犬種ランキングを見てみると、大きな違いがあることがわかります。
※引用元:海外と日本の人気犬種ランキングを紹介! ランキングからわかるペット事情について|みんなのブリーダー
日本
- 1位 プードル
- 2位 チワワ
- 3位 ダックスフンド
- 4位 ポメラニアン
- 5位 フレンチブルドッグ
- 6位 ミニチュアシュナウザー
- 7位 柴犬
- 8位 ヨークシャーテリア
- 9位 シーズー
- 10位 マルチーズ
アメリカ
- 1位 ラブラドールレトリバー
- 2位 フレンチブルドッグ
- 3位 ジャーマンシェパード
- 4位 ゴールデンレトリバー
- 5位 ブルドッグ
- 6位 プードル
- 7位 ビーグル
- 8位 ロットワイラー
- 9位 ジャーマン・ショートヘアード・ポインター
- 10位 ダックスフンド
ドイツ
- 1位 ジャーマンシェパード
- 2位 ダックスフンド
- 3位 ジャーマン・ワイヤーヘアード・ポインター
- 4位 ラブラドールレトリバー
- 5位 ゴールデンレトリバー
- 6位 プードル
- 7位 ロットワイラー
- 8位 ボクサー
- 9位 グレードデン
- 10位 キャバリアキングチャールズスパニエル
フランス
- 1位 オーストラリアンシェパード
- 2位 スタッフォードシャーブルテリア
- 3位 ベルジアンシェパード
- 4位 ゴールデンレトリバー
- 5位 ジャーマンシェパード
- 6位 アメリカンスタッフォードシャーテリア
- 7位 ラブラドールレトリバー
- 8位 キャバリアキングチャールズスパニエル
- 9位 ビーグル
- 10位 イングリッシュセッター
イギリス
- 1位 ラブラドールレトリバー
- 2位 フレンチブルドッグ
- 3位 イングリッシュコッカースパニエル
- 4位 ブルドッグ
- 5位 ミニチュアダックスフンド
- 6位 イングリッシュスプリンガースパニエル
- 7位 ゴールデンレトリバー
- 8位 ジャーマンシェパード
- 9位 パグ
- 10位 スタッフォードシャーテリア
特徴を整理すると、日本では愛玩犬が多く、欧米では使役犬、狩猟犬が多いことが分かります。
ドイツ人の友人からは、欧米では今でも実際の狩猟に犬を連れて行くことが多いと聞きました。そのためには当たり前のように訓練、しつけを行うし、言葉は話せないけど意思疎通ができるようになると言ってました。
日本では愛玩犬が多く、欧米のような訓練ではなく、子供のように愛でる文化が中心だと思います。
欧米では電車もレストランもペットと一緒に行けるんだから、日本でもそうして欲しいという飼い主さんは多いですが、欧米ではペットに対して十分な訓練やしつけが行われていることを忘れてはいけません。
日本では、ペットにしつけとして、待てやお座りなどを教えることが可哀想だ、と言う方も少なくはないです。しかし、犬種によってはそれが必要なことであり、犬にとっても楽しく、嬉しいことであることを理解する必要があります。
私もイングリッシュコッカースパニエルと暮らしてから、訓練やトレーニングの重要性を身をもって学ぶことが出来ました。もともと先住犬としてアメリカンコッカースパニエルが1頭いたのですが、この子は非常に大人しい性格でした。イングリッシュコッカースパニエルの方が原種に近いと聞いてはいたのですが、似たような性格だと思い一緒に暮らし始めました。ところが、家の中では走り回る、散歩でも常に思いっきり引っ張り続けると兎に角手に負えるような状態ではなく、知り合いの家庭犬トレーナーの方に相談をして何回かレッスンを受けたのですが、改善には繋がりませんでした。
色々な方に相談する中で、ドッグスポーツやオビディエンスが得意なトレーナーと出会うことが出来て、愛犬との関係性が大きく変化しました。「体力だけを使わせるのではなく、頭も使わせた方がいい」とアドバイスを頂き、知育トレーニングやアジリティトレーニングの体験を行うことにしました。
愛犬の楽しそうな顔、帰宅後に泥のように眠ってる健やかな顔を見て驚きました。トレーナーの方からは、犬には仕事をさせて報酬(おやつや褒める)をあげることが犬にとっても幸せなことであると教えてもらいました。
もちろん、全ての犬種にこのやり方が合ってるとは思いませんが、私は知育やアジリティと出会うことで今まで以上に愛犬たちといい関係を築くことが出来ていると思います。それこそ言葉は話せないけど、ある程度の意思疎通は出来てるのかなと思います。
多くの動物病院では、ペットのライフスタイルにまで踏み込んだ提案をすることは難しいと思います。私たちは動物病院を再定義することで、医療だけでなくライフスタイルのことまでを考えたサービスの提案、顧客体験を創っていきたいと思います。
※ドッグアジリティに馴染みがない方のために動画を貼り付けておきます。

Purpose:
・人とペットが幸せに暮らせる社会をつくる
Vision:
・世界で最も影響力のあるAnimal Health Tech Companyになる
Mission:
・Think As One, Treat As One.
私たちは、 人とペットがともに生き、 ともに暮らし、信じ合い、 愛し愛される世界を創造します。 揺るぎない熱意と、 世界中の最先端獣医学テクノロジーによる 最良の動物医療を通じて 人とペットの幸せを実現します。