23/09/21
Blog 【Masa’s Blog】vol.32 優しさが人生を豊かにする(A’ALDA代表 奥田昌道)
※本BLOGは声でもお楽しみいただけます。
(対応ポッドキャスト:Spotify / Apple Podcasts / Amazon Music / Anchor)
Amazonの創業者であるジェフベゾスが、2010年のプリンストン大学の卒業式での祝辞で下記のような話をしております。(原文は添付のYoutubeを見てください)
”人生は選択の積み重ねである。賢さは才能であるが、優しさは自らの選択である。”
スピーチの中にもありますが、才能や賢さは人生において当然役に立ちます。しかし同じくらいの能力があっても、同じくらい幸福な人生を歩めるわけではありません。才能を活かすのも殺すのも自らの選択次第と言うことです。
テクノロジーが大きく進化したお陰で、私たちはテクノロジーを支えている難しい仕組みを理解しなくても、便利なサービスを利用することができるようになりました。技術が発展すればするほど、賢さ自体の優位性は下がってきます。(技術を開発する側の人の場合は変わらず賢さが重要な武器になると思いますが。)
そうなってくると、私たちの人生において重要なのは、技術やサービスをどのように活用するかという点です。悪用するのか、社会のために使うのか、選択は私たち自身に委ねられています。
テクノロジーを活用すれば特定領域におけるモノゴトの正解に辿り着くことは可能です。例えば、動物病院でも検査機器などの技術発展により、獣医学的に正しいアプローチや回答を選択する事は数十年前に比べて容易になってきていると思います。
重要なのはそのアプローチや回答が、目の前にいるペットとオーナーにとって、本当に最適なのか、またどのように伝えるのが最適なのか、選択することです。単純に教科書的な回答を伝えることの付加価値は低いです。
シニアな個体に対して大きなお金と負荷かけて治療する事は正しいのか?
正解はありません。お金に余裕があり、1分1秒でも長く一緒にいたいと願うのであればそれが正解ですし、シニア個体なので苦しい負荷はかけたくないから手術を避けるのも正解です。
技術や病気だけに目を向けるのではなく、最終受益者である「人」・「動物」に目を向ける必要性が高くなっております。しかし、生き物ですので、そこには完全なる正解はありません。
どんな選択をするのかは私たち次第です。ただ私が伝えたいのは、「優しさを持った選択をして欲しい」ということです。一番効率的であるとか、一番経済性合理性が高いとか、数字で判断できることに実は大きな付加価値はありません。いつか誰かに真似されることになります。この選択が最も優しさがあり、自分自身も後悔しないと思うことを選んで実行してください。
優しさを持って選択を繰り返していけば、数年後、数十年後に後悔する可能性は低いと思います。後悔のない豊かな人生を過ごすために、優しさを持った決断・選択をしていきましょう。
Purpose:
・人とペットが幸せに暮らせる社会をつくる
Vision:
・世界で最も影響力のあるAnimal Health Tech Companyになる
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・Think As One, Treat As One.
私たちは、 人とペットがともに生き、 ともに暮らし、信じ合い、 愛し愛される世界を創造します。 揺るぎない熱意と、 世界中の最先端獣医学テクノロジーによる 最良の動物医療を通じて 人とペットの幸せを実現します。