23/09/07
Blog 【Masa’s Blog】vol.30 チームの成功への鍵 – Disagree and Commit(A’ALDA代表 奥田昌道)
※本BLOGは声でもお楽しみいただけます。
(対応ポッドキャスト:Spotify / Apple Podcasts / Amazon Music / Anchor)
私たちがグループや組織で働くとき、全員の意見が一致することは必ずしもありません。
しかし、意見の不一致が意思決定を遅らせる、または完全に意思決定を停止させる理由にはなりません。意見の不一致が起きても物事を前に進めるために重要なのは「Disagree and Commit(意見が異なるが、コミットする)」という原則に従うことです。
Disagree and Commitとは何かというと、「自分の意見が選ばれなかったときでも、一度決定がなされたらその決定を全面的にサポートし、その実行に取り組むという姿勢を持つべき」だという考え方です。元々はAmazonの創業者であるジェフ・ベゾスによって紹介されたこの原則は、チームの生産性を高めるための、リーダーシップにおいて重要な原則として認知されております。
一見すると、自分の意見が採用されなかった時にそれを受け入れることは難しく思えるかもしれません。しかし、この原則の背後には、全体の効率と成功への道を優先するという深い信念があります。自分の意見が採用されなかったときに議論を続け、決定を遅らせると、それは全体の進行を妨げ、全体のパフォーマンスにネガティブな影響を及ぼします。
この原則を効果的に運用するためにはリーダーの強い意思決定が重要です。
全ての意思決定において明確な正解はないです。学校とは異なりビジネスの世界では常に正解のない問を追い求めていくことが重要です。精度の高い意思決定を行うためには情報収集も必要ですし、時には一度下した意思決定を柔軟に変更していくことも大切です。
空気に流されるのではなく、全体にとって最適なアプローチを選択し実行するという強い意志を持つ必要があります。
日本人は重要な意思決定において多数決や合議制を好む傾向が強いです。
この背景には「チーム全体の成功」よりも「失敗した時の責任を個人として取りたくない」という思惑があると思います。リーダーが強いリーダーシップを発揮して、チームとして成功するためには、「Disagree and commit」の原則を十分に発揮できる組織文化を作ることが大切です。
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